ほくろと思っていたら皮膚のがんだった! 医師が教える見分け方「ABCDルール」

 がんと聞くと、大腸がんや肺がんなどの体内にできるがんをイメージしがちですが、皮膚にできる「皮膚がん」もあります。自分で見ることができるため、がんである可能性に気づければ、早期発見につながります。京都大学医学部特定准教授の大塚篤司医師が、ほくろとがんの見分け方について解説します。

*  *  *
「ほくろのがん」とも呼ばれるメラノーマ(悪性黒色腫)をご存じですか? メラノーマは皮膚がんの一種で、見た目はほくろとよく似ています。漫画「巨人の星」に出てくる星飛雄馬の初恋の人、美奈さんはメラノーマができた指で夜空を指し「死の星」と表現しています。実際、その後若くして命を落とすストーリーになっています。

 メラノーマは数年前まで、抗がん剤も放射線治療も効かない怖いがんと考えられていました。近年は、免疫チェックポイント阻害剤を含む新規薬剤が登場して効果が期待できるようになりましたが、早期発見できれば、がんを切除することで治すことができます。

 早期発見のためには、自分の皮膚を定期的に観察する「セルフチェック」が必要です。では、どうすれば、ほくろとメラノーマを見分けることができるのでしょうか? ここではそれらを区別する方法「ABCDルール」を紹介したいと思います。ただし、あくまでもこの方法は診断の補助に使うものです。疑わしいほくろは早い段階で皮膚科専門医の診察をうけることをお勧めします。

■ABCDルール

 ABCDルールは、医学部生が皮膚科で勉強するメラノーマとほくろの見分け方です。医師国家試験でも頻出されます。ABCDルールを基準にほくろを観察すれば、メラノーマかどうか見分ける手助けになります。

A (Asymmetry:左右非対称)
 メラノーマは左右非対称の形をしていることが多いです。図のように中心で線を引いてみて、左右が同じ形をしているかどうかで判断します。左右非対称ならメラノーマの可能性があります。

 ではなぜメラノーマは左右非対称になるのでしょうか? それは腫瘍内のがん細胞の多様性によるものです。がん細胞はそれぞれひとつひとつ違っています。一見ひと固まりのメラノーマのように見えても、実際はさまざまなメラノーマ細胞の集団で構成されています。その中で増殖速度が違うメラノーマ細胞が組み合わさることで左右非対称性が生まれます。増殖の速い細胞集団は早く拡大し、増殖が遅い細胞集団はあまり形を変えません。結果として、不均一な形となって左右非対称として私たちの目に映ります。

B (Borderless:辺縁不明瞭)
 ほくろの辺縁がはっきりしているのに対し、メラノーマの辺縁は不明瞭です。これもがん細胞の多様性によるものです。メラノーマはほくろのがんと言われますが、正しくは、皮膚の色をつくる細胞であるメラノサイトががん化したものです。人の皮膚の色はメラノサイトがつくるメラニンの量によって濃さが変わります。メラノーマ細胞はがん細胞です。がん細胞には多様性があることから、それぞれのメラノーマ細胞がつくるメラニンの量に差が見られます。その結果、辺縁が不明瞭になります。

C (Color:色調)
 メラノーマは真っ黒の部分と薄い部分が不規則に混在します。辺縁不明瞭(Borderless)の部分で説明したように、メラノーマ細胞がつくるメラニンの量はがん細胞ごとに異なります。その結果、メラノーマには色ムラができます。色調が単一かどうかはメラノーマとほくろを見分けるうえで重要な要素です。

 また、メラノーマは自然消退と言って、自然に消えることがあります。免疫細胞に攻撃された結果と考えられています。自然消退した部分は、普通の肌色に戻ります。メラノーマには、黒の濃さに違いがあり、ときどき黒い中に肌色の部分があるのが特徴です。

 ちなみに、完全に自然消退したように見えたメラノーマが数年後、再発・転移して見つかることがあります。消えたように見えてもメラノーマ細胞は体のどこかに残り、生き続けていると考えられています。つまり、「消える」イコール「治る」ではありません。自然消退したほくろに関しては、メラノーマを疑うことがあります。

D (Diameter:直径)
 メラノーマかどうか一番わかりやすい項目として、大きさがあります。メラノーマはがんですので、時間とともに大きくなります。その直径が6-7mmを超えると、メラノーマの可能性が大きいです。診察では普通、ノギス(いわゆる物差し)を使って大きさを測ります。1ヶ月後、半年後と経過をみていき、ほくろが大きくなってくるようなら要注意です。

 これは完全に恩師の受け売りですが、大きさを判断するのに一番お手軽なのは鉛筆です。鉛筆の直径がだいたい7mmありますので、鉛筆の裏側を押し当てて隠れるかどうかチェックすると簡単にわかります。私は今でも医学部の学生にABCDルールを説明する際は鉛筆の話をします。

■まとめ

 今回は、ほくろとメラノーマを区別するABCDルールを説明しました。左右非対称、辺縁がわかりにくく、色がまだら、大きさが直径6-7mm以上など、ABCDのどれかに当てはまればメラノーマの可能性があります。ぜひ一度セルフチェックをしてみてください。

 ABCDルールは覚えやすく、またわかりやすいですが、確定診断は切除して病理組織をみるまでできません。ABCDルールに当てはまらないから大丈夫と素人判断せずに、心配なほくろは皮膚科専門医に診察してもらうことが大事です。そして最後に、「メラノーマは早期発見・早期切除で治るがん」であることを強調しておきたいと思います。





##プロフィール
大塚篤司(おおつか・あつし)/1976年生まれ。千葉県出身。医師・医学博士。2003年信州大学医学部卒業。2012年チューリッヒ大学病院客員研究員を経て2017年より京都大学医学部特定准教授。皮膚科専門医。がん薬物治療認定医。がん・アレルギーのわかりやすい解説をモットーとし、作家として医師・患者間の橋渡し活動を行っている。Twitterは@otsukaman

pexels-photo-922526.jpg 
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180925-00000003-sasahi-hlth

名無しさん

ほくろ、いっぱいありすぎて、全部チェック難しい、、、
名無しさん 

今の若い人と違って、学生時代は紫外線対策なんてしていなかった。そのためかメラニン多すぎ。ホクロなのかソバカスなのか分からない。

昔、大きくなったホクロについて、気楽な気持ちで皮膚科医に相談したら、即摘出手術。
二つ取って検査したらイボだったから良かったけど、肝を冷やした。
そしてまた、同じようなところにホクロができて成長している…ガンだったら怖いな。
名無しさん 

数年前、立て続けに皮膚ガンで知人2人を失くしました。
2人とも40代で、顔にできたガンが脳やリンパに転移した、と聞いています。
見える部分であっただけに悔やまれます。それ以来自身も気をつけて見ています。
もう一度記事を参考にチェックし続けます。
MmTkYyi 

息子の背中に昔からあるホクロが大きくなってきた。生まれたときからあるホクロはメラノーマにはならないそうだけど、形も歪だしなんか気持ち悪いので取ってもらった
きっちり病理検査してくれて、問題はなかったけどホクロはないと困るものではないし、気になるなら取った方が気持ちも楽でしょ?と先生が言ってくれたが、まさにその通り

でも、私の足の親指に黒い縦線が出来て、要観察になってる。
爪は調べるには爪と爪の生え際の皮膚を取り除くので爪が生えなくなるそうだ。
なので、もう少し様子をみましょうということだった。
親指を見るたび、憂鬱になる
名無しさん 

私は、13年前ちょうど今頃、右腕にできたメラノーマを手術、抗がん剤と、インターフェロンベータ治療をして、有り難く今は元気にしてます。
ホクロが、ガンになってたのを家族が、気付いてくれ、大きな病院に行き、メラノーマと診断された。
セカオピも行き治療方針も、納得して最初に行った病院でお世話になった。
ペットにも入り転移がなかった。ステージ2。早く見つかった私の幸運。
まだ40才という年齢なら、転移しててもおかしくなかった。
治療にあたってくれた沢山の先生方、看護士さんには、今も感謝してる
名無しさん

父親には、若い頃からあったという顔面のこぶがありました。
本人も誰も気にもせず、四十年以上が経過した頃、突然そのこぶから出血し、あわてて検査したところ、末期の皮膚がんと診断され、半年くらいで亡くなりました。

昔からあって、異常もないからと思わないで、少しでも気になるものがあれば、検査した方がいいと思います。






名無しさん 

子どもの担任の先生のご子息が、足の裏にできたメラノーマで10代で亡くなられた。
足の裏だから全然気付かず、おかしいと思って病院に行った時には転移してて…10代だから進行も早かった。

それから、やたら足の裏を気にするようになってしまって、子ども達の足の裏をよく見ている。
名無しさん

私の母親がそうだった…
メガネがちょうど当たる部分にできて、ほくろが日に日に大きくなっていった。
単純に邪魔だから取ろうってことで病院に行った結果皮膚ガンって分かってすぐ切除。
転移もなく今はもう検査もなし。
早めの対処が大切ですね。
名無しさん 

足の裏にほくろがあった。近所の皮膚科に行ったらチラッとみるだけで「ただのホクロ、メラノーマになるのは交通事故にあうより確率が低いから」とワケわからない説得をされ、再度大学病院に。
この記事のような診察をされ、切除した。
結果はただのホクロだったがとても慎重に診てくれたのは感謝している。
わかる人が診ないとわからないのだろうと思った。
名無しさん 

このABCDルールに従っても素人が判断するのは難しい。
これは怪しい…と思って、病院に行くと「普通のホクロです」と言われたりする。
とりあえず気になったら自身で判断せずに、すぐに皮膚癌に詳しい病院にかかるべきだと思う。
名無しさん 

知り合いが顔に小さいイボみたいなものができていて自分で無理矢理取ったらそれが実はイボではなくてガンによるものだった。
なので、イボだと勘違いして自分で取ると後で後悔するかもしれないので、ホクロなのかイボなのか分からない場合は、やはり医師の診断が必要ですね。
名無しさん 

記事を読み進めて行くうちに思ったのは
「皮膚ガンはシミに似ている…」
私は今の所は顔にしか無いのですが、左右非対称な形、濃さも濃淡があり、大きくなるし、境目もあいまい。
美容整形外科のレーザー照射でシミ取りするのがポピュラーだけど、皮膚科で診断してもらってからがいいのかな。
もしもの時は保険適用になるしね。
名無しさん

なんだか、身体にあるホクロが全部、癌に思えてきちゃって怖いんだけど……。
名無しさん

以前、旅行先の売店の若い女の子の腕にしみたような大きくまだらなほくろがあった。
友人がメラノーマの可能性で手術したばかりだったので、これは?と思ったが通りすがりの、しかも若い女性に不吉なことをいうのもためらわれそのまま帰ったが、ときおり思い出す。
彼女が今も健在であればそれでいいのだが。
名無しさん 

Bにも書いてあるけどホクロの場合はくっきりしてるんですよね。
ガンの場合は「ぼや~」としてる感じかな?

前、テレビで「足の裏に出来るホクロはヤバい」とやってて、その時確認した時は無かったので安心してたら、何年か後にたまたま足の裏を見た時に土踏まずの辺にホクロが出来ててビックリしました。
慌てて皮膚科に行き診てもらったら「このホクロは大丈夫ですよ」と言われ安心したけど、ホクロってちょっと怖いイメージがあります。
名無しさん 

ぼくは、7年くらい前に、違う病気で入院中に鼻の横のホクロがだんだん青緑色になってきていた。
いつ頃からホクロがあったかははっきりしないが最初は、ずっと黒色だった。
妻が変だから外出許可もらって皮膚科で取ってもらいなよ、ということになった。
あっという間に取れたが、念の為の癌検で、メラノーマではないが悪性腫瘍と医師からの連絡で、総合病院で2時間くらいかかって顔の皮をめくりあげて、かなり大きくえぐり取ってもらった。
3年間は定期検診を受けて、もういいだろうということで、顔の傷も分からなくなって、いま、こうして生きている。
メロンパンのかわ 

身体中のホクロが年齢とともに、イボみたいになってきてるのは問題ないのかな?
名無しさん 

ひとつの見分ける方法として、分かりやすいし簡単なので活用したいと思います。
勉強になりました。
itkmnegon

15年くらい前、指の腹にできたほくろ
大きくなって小さくなって消えた
最大のときでも5ミリくらいだったと思うけど
メラノーマだったのかな
名無しさん 

これ全てに当てはまるものがかかとの裏と側面との間(裏寄り)あたりにある。
数年前気づいたら出来ていて、汚れかと思ったら消えなくて受診。
触ったりするとガン化するかもしれないけど、今のところ問題ないと言われてる。
左右非対称で色が薄くて均一ではなく、7ミリ以上。やっぱり気持ち悪い……。

別の皮膚科に行った方が良いのかな…。
でも子供たちの通院で手一杯、とても自分の通院の時間がない。
papipon 

長男が小さいころ背中にちょっと大きなほくろがあって
褐色で境界が不鮮明、5ミリくらいあったので
念のために皮膚科に行き手術で取ってもらった。

組織検査をしなかったのでそれが癌だったかどうかはわからないけど
まあ、怪しいと思ったら処置するのがよさそうですね。
名無しさん 

先日、娘の足の裏に黒いほくろらしきものを発見!
赤ちゃんや小さい頃にはなかったものなので急ぎ皮膚科を受診しました。
結果、ただのほくろだったので一安心しました。

足の裏のほくろは、10年以上前は切除するのが主流だったようですが、
最近はとらなくても大丈夫なようです。
名無しさん

背中とか、自分で見えない場所にできたら、アウトじゃないかなあ。怖いな~。







名無しさん 

足の裏や手のひらの黒子は要注意と聞いた時はビビった
黒子?シミ?が手や踵のキワに長らくあったけど
いつの間にか消えてたり薄くなっていたりする…
皮膚は難しいよね。
たまに、すごく大きい黒子イボが顔にある人がいるけど、
悪性化するのが怖くて取れないのかな?と思う。
傷付けて広がり始めたらあっと言う間に亡くなると聞くし。
ravel 

記事を読んで、5、6年前に消えたホクロと思ってたものがABCDルールに当てはまってるやん(泣)と思ってしまいました。
消えてしまったように見えても実は残っているって…無くなっても病院で見てくれるのでしょうか?
名無しさん

もっとわかりやすい見分け方が見つかって欲しい。
年々大きくなるホクロは1つや2つではないし、体調もずっと悪い。
名無しさん 

祖父が顔にできたが、看護士だった従姉妹のお陰で早期発見でき完治した。
見えない場所だったらと思うと怖い。
名無しさん 

昔から、ホクロやイボの類いは触るな。と、言われてきました。
イボの類いがある人は、癌の人が多いみたいだな。
病は肌に表れるらしいからな。
肌が綺麗な人は病気も少ないような気がする。
名無しさん 

もぅすでにガンだと新たなガンを探す気になれない
共存するのみ
名無しさん 

体操の宮川選手に教えてあげなきゃ!
名無しさん 

小2の頃、足の裏のほくろを病院で無理やり取られたけど、よく考えてみたらあの時取っておいて良かったのかも
名無しさん

独り身の人は背中にあっても気づけないね
名無しさん 

子供のころにあった足の裏のホクロが消えて、また最近出来たので、びっくりして皮膚科をハシゴしたが、メラノーマではないと言われ安心した。
足の裏には本来、メラニン色素がないらしい。
名無しさん

赤いホクロが無数にあるのだけど、これってなんだろうか?
名無しさん 

仰天ニュースかなんかで水泳選手のファンの医者がその選手のメラノーマをテレビ越しに発見したって話あったな
Dの大きさが決め手だったような記憶
名無しさん 

左右対称じゃないやつや、色が滲んでるの何個かあったのだが(泣)
明太子ドレッシング 

巨人の星の美奈さんって古っ(笑)
表示名* 

顔に数ヶ所イボが出来たので、今朝皮膚科行ってきたから記事にびっくり!
私のは稗瘤腫だったので、レーザー除去の予約してきました。
名無しさん

わかりやすい内容で、読みやすいです。
名無しさん 

図のように???
ない!!
名無しさん 

E:elevation隆起
抜けてまっせ。
カエル 

ずっと以前に、痒みも有る。
と、聞いてて、そう言えば、腕に有るのよ痒いヤツが(ーー;)
その内膨れてきて、ヤバくない(-_-;)
でも、単なる黒子(笑)
今もたまに痒い、夏は虫に刺されたっ!触って脹れててヤバイ。。薬。。ん?
あっ。。。黒子だ(笑)
もう10年以上大きくもならずにそこに在る。
丸くて、ぷくっとした。
黒子。。。

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